あなたは、多発性骨髄腫の診断や治療、経過観察などを通じ、医師だけでなく、さまざまな医療スタッフとかかわることになります。多発性骨髄腫の診断や治療といった診療面であなたの状態を最も理解しているのは、担当医や看護師などの医療スタッフです。一方、あなたの自覚症状や、困っていること、不安なことなどはあなたご自身にしかわかりません。よりよい治療を選び、納得しながら療養できるように、ご自身の状態、考え、気持ちを医療スタッフに伝えて、信頼関係を築くことが重要です。
時にはなかなか思うようにコミュニケーションを取りづらいこともあるかも知れませんがじっくりと時間をかけて対話を続けていくなかで、だんだんと意思疎通が図れるようになるでしょう。普段の生活において、さまざまな人々と関係を構築していくのと同じように、医療スタッフともコミュニケーションが図れるようになると思います。