Q.多発性骨髄腫と診断され、不安でたまりません。どうすれば良いですか。
A.
多発性骨髄腫と診断されたときは、誰であっても衝撃を受け、しばらくは不安や落ち込みが続くかもしれません。しかし、そういった不安な気持ちがあらわれたり、場合によっては眠れなくなったり、食欲がうせてしまったり…という状態になっても、多発性骨髄腫の診断を受けた方が感じる自然な気持ちや反応ですので、がまんしたり、無理をしたりしないようにしてください。時間がたつにつれて、治療についてや、この先に自分がすべきこと、したいことを少しずつ考えられるようになるでしょう。多くの患者さんが、同じような時期を乗り越えて前向きに治療をしながら社会生活を送られています。決して、あなたは一人きりではありません。それでも、どうしても落ち込みが強く、つらい状態が続く場合もあるかも知れません。そのような時には、精神科・心療内科や、「精神腫瘍科医」といったがん患者さんの精神的ケアを専門とする医師による治療が有用なこともあります。激しい落ち込みや不安があってつらいときには、早めに相談してみるのもよいでしょう。