病期による分類

監修:順天堂大学大学院 医学研究科
呼吸器内科学 准教授 
宿谷 威仁 先生

公開日:2026年1⽉26⽇ 更新日:2026年1⽉26⽇

がんの病期とは、がんの進行度合いを示す指標です。胸腺がんの場合は、病変がどこまで広がっているかをもとに判定されます。
胸腺がんの病期分類にはいくつか種類がありますが、最も一般的に使用されているのは以下の正岡分類です。

  1. がんが被膜(カプセルのような薄い層状の組織)の中に完全に収まっている

  2. がんが被膜にまで及んでいることが顕微鏡で確認できるか、または周囲の組織に広がっていることが肉眼で確認できる

  3. がんが、心膜や大血管、肺など隣り合う臓器にまで及んでいる

  4. がんが、胸膜や心膜に散らばっているか、血管やリンパ管に乗って離れた部位に転移している

正岡分類の概要(文献1より作図)

  1. 日本肺癌学会:胸腺腫瘍診療ガイドライン2024年版. 胸腺上皮性腫瘍. 胸腺上皮性腫瘍の病期分類. 2024.
    https://www.haigan.gr.jp/publication/guideline/examination/2024/3/0/240300000200.html(別ウィンドウで開きます)
    (閲覧日:2025年9月16日)