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乳がんの基礎知識
(特徴や種類、生存率)
乳がんの基礎知識
(特徴や種類、生存率)

乳房の役割と乳がん

~先生からのメッセージ~

仕事に育児に毎日忙しくしていると、あまりご自分の健康を見つめる時間はとれないかもしれませんね。しかし乳がんは、女性にとって重要なライフイベントを迎えるタイミングで多く発症するがんです。
大切な家族との時間ややりがいのある仕事をずっと守るために、乳がんの特徴を知っておきましょう。

乳房の構造

乳房は、母乳を作り出す乳腺組織(下図の小葉と乳管を合わせたもの)、それを支える線維や脂肪組織などからなる間質で構成されており、大胸筋で支えられています。
母乳は小葉で作られ、乳管を通って乳頭から分泌されます。
また乳房には血管・神経のほかに多くのリンパ管が通っており、乳房外側のリンパ節は、そのほとんどが腋窩(わきの下)リンパ節に集まっています。

乳房の構造1 乳房の構造2

乳がんは乳腺にできる悪性腫瘍です

乳がんは、母乳を作り出す小葉、母乳を乳頭まで届ける乳管から発生する悪性腫瘍です。乳がんが進行すると、がん細胞は小葉・乳管の外側にある基底膜を越えて間質に広がって浸潤がんとなり、間質の中に存在するリンパ管や血管に入り込んでリンパ節やほかの臓器に転移することがあります。

乳がんは活躍世代の女性に多いがんです

乳がんは女性がかかるがんの中では最も多く、特に40歳代の活躍世代から急激に発症が増加します1)

年齢階級別 乳がん罹患数(2016年)

【調査方法】
全国がん登録実測値を基に各年齢階級の罹患数を推計した。

1)国立がん研究センターがん情報サービス「がんの統計'19」

乳房の中でもがんができやすい場所があります

乳がんは、全体の半数近くの人で、乳首を中心として外側の上部にできるという調査結果があります2)

乳がんのできやすい場所

2)乳がん研究会:全国乳がん患者登録調査報告 第32号, 2000

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