浸潤がんと非浸潤がん
~先生からのメッセージ~
一言で「乳がん」というと、なんだかもう治らない、恐ろしい病気のように思えてしまいます。
しかし実際は、早期に治療を始めれば治癒が期待できるがんなのです。
どのようながんであれば治癒を望めるのか、みてみましょう。
非浸潤がん
がんが、最初に発生する乳管・小葉にまだとどまっている状態のものです。
がんを取り切ることができれば、ほとんどで完治が見込まれます。ただし非浸潤がんであってもがんの範囲が広い場合は、がんを取り切るために乳房をすべて切除しなければならないこともあります。
浸潤がん
病気の進行度合いにもよりますが、乳がんは十分に治癒が期待できる病気であることをご理解いただけたでしょうか。
ご自身や大切な人に乳がんの疑いがあるなら、がんがどの段階にいるのかはとても重要な情報です。
はっきりと診断されるのが怖い、ということもあるでしょう。しかし、早期に治療を開始することに勝るものはありません。ぜひ勇気を出して、一歩踏み出してみましょう。