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乳がんの基礎知識
(特徴や種類、生存率)
乳がんの基礎知識
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浸潤がんと非浸潤がん

~先生からのメッセージ~

一言で「乳がん」というと、なんだかもう治らない、恐ろしい病気のように思えてしまいます。
しかし実際は、早期に治療を始めれば治癒が期待できるがんなのです。
どのようながんであれば治癒を望めるのか、みてみましょう。

非浸潤がん

がんが、最初に発生する乳管・小葉にまだとどまっている状態のものです。
がんを取り切ることができれば、ほとんどで完治が見込まれます。ただし非浸潤がんであってもがんの範囲が広い場合は、がんを取り切るために乳房をすべて切除しなければならないこともあります。

非浸潤がん

浸潤がん

がんが乳管・小葉を越えて、乳管の外の間質にまで広がっているものです。
がんの進行度を表すステージによって治療の流れや目的は異なりますが、遠隔転移がなければ治癒を目指した治療の対象となります。(参考:乳がんの初期治療

浸潤がん

坂井先生・原先生からもっと詳しく 坂井先生・原先生からもっと詳しく

乳がんは、その広がり具合によって治癒率や治療法が異なりますが、早期に治療を開始することが何よりも重要です。腫瘍が比較的小さいうちに治療を開始することができれば、乳房温存手術でご自分の乳房を残して治療をすることが可能ですから、後に出てくるセルフチェック乳がん検診で乳房の異常やがんの早期発見を心がけましょう。

清水先生から、あなたへのメッセージ

病気の進行度合いにもよりますが、乳がんは十分に治癒が期待できる病気であることをご理解いただけたでしょうか。
ご自身や大切な人に乳がんの疑いがあるなら、がんがどの段階にいるのかはとても重要な情報です。
はっきりと診断されるのが怖い、ということもあるでしょう。しかし、早期に治療を開始することに勝るものはありません。ぜひ勇気を出して、一歩踏み出してみましょう。

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