乳がんの疑いがある乳がんの疑いがある

乳がんの精密検査
~細胞診・組織診(生検)って?~
乳がんの精密検査
~細胞診・組織診(生検)って?~

細胞診とは

~先生からのメッセージ~

乳がん検診で精密検査が必要と言われてしまった方は、大変不安なお気持ちでしょう。しかし精密検査の対象となるのは画像検査でがんを疑う病変が乳房に見つかった方なので、乳がんであることが確実なわけではありません。その病変を直接調べ、それがなんであるのかを確認するのが精密検査です。
ここでは、精密検査のうち、細胞診についてご紹介します。

細胞診

手順

  1. ①乳房の病変部に細い針を刺し、その部分の細胞を吸い出します。針は採血で使われる程度の細いものです。
  2. ②吸いだした細胞をスライドガラス上に吹き付け、アルコールで固定をしたのちに特殊な染色を施して顕微鏡で観察します。
  3. ③細胞の形態や種類、構成から病変がなんであるのかを診断します。
細胞診

特徴

体への負担が小さく、簡便に行うことができる
同時に複数個所の病変を繰り返し検査することができる
結果は判定不能/正常あるいは良性/鑑別困難/悪性疑い/悪性 の5カテゴリーに分類される

デメリット

麻酔はかけないため、痛みがある
組織診に比べると得られる情報量が少ないため、確定診断に至らないことがある

結果が鑑別困難/悪性疑い/悪性であった場合は、組織診に進みます。

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