監修 慶應義塾大学医学部 産婦人科学教室 准教授・婦人科診療副部長
阪埜 浩司 先生
子宮頸がんとは?
子宮は、下部1/3の子宮頸部と、上部2/3の子宮体部で構成されています。
子宮頸部は、腟と子宮体部をつなぐもので、出産のときの胎児の通り道となります。
この子宮頸部に発生するがんが、子宮頸がんです。

子宮頸がんの自覚症状は?
子宮頸がんの初期症状はほとんどありません。病気が進行してくると、不正出血や性交時・性交後の出血などの症状があらわれます。
子宮頸がんの罹患率や生存率は?
2019年の1年間で10,879人が子宮頸がんと診断されており、20歳代後半から患者さんの数が増えてくる傾向にあります1)。
1)国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)