白血病と遺伝

監修:愛知医科大学 血液内科 教授 高見 昭良 先生

Q白血病と診断されました。子どもに遺伝しないか心配です。

A白血病は、血液が作られる途中で、遺伝子や染色体に傷がつくことで発症するといわれています。遺伝子に傷がつく理由は、放射能や紫外線、化学物質、タバコなど、多くのものが考えられますが、明確な原因はまだわかっていません。タバコを除き、運動や食事といった生活習慣との関連も、現在では確認されていません。しかし、遺伝や、一部を除いて感染しない病気であることは知られていますので、お子さんへの遺伝や、ご家族や周囲の方への感染を心配する必要はありません。

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