監修 愛知県がんセンター 病院長
山本 一仁 先生
- これからどういう流れで治療を行うのでしょうか?
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まずは、リンパ腫の診断を決定するための検査や、がんの広がりを確かめる検査など、複数の検査を行い、病気のタイプ(病型)、病気の広がりの程度(病期)、病気の進行度(病勢)を診断します。検査でわかった情報や全身状態、年齢などを考慮して、治療方針が決定します。その後、治療方針をもとに薬物療法や放射線療法、造血幹細胞移植などの治療を行います。決められた期間の治療が終了した後は、体調が安定しているか、がんの再発がないかなどを確認するためにしばらくの間、通院します。
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診断・検査
病気のタイプ、病気の広がり、病気の進行度を診断
- 自分に合った治療法を選択するために、検査の意味や、診断の内容についてよく理解しておくことが大切です。
- 医師から検査結果や診断について説明を受けるときには、わからないことは、繰り返し質問して、しっかり理解するようにしましょう。
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治療方法
の選択検査結果と、全身状態・年齢などを考慮して、治療方針を決定
- 検査で得られた情報をもとに、あなたのがんや体の状態に合わせて、医師が治療方針を説明します。
- 治療方法を選ぶときには、一人で悩んだり、不安をがまんしたりせずに、医師や家族、周りの方とも話をして、希望に合った治療法を選びましょう。
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治療
治療方針に基づいて治療を開始
- 治療が始まると、不安やつらさを感じたり、困ったことが出てくると思います。気になることがあれば、医師や看護師、薬剤師などの医療スタッフに、気軽に話してください。
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経過観察
医師の指示にしたがって定期的に通院
- 治療が完了した後も、体調の変化やがんの再発がないかなどを診察や検査で確認します。
- 医師の指示に従って、決まったタイミングで通院するようにしましょう。