多発性骨髄腫の再発と予後

監 修 | 京都府立医科大学 血液内科学 教授 黒田 純也 先生

多発性骨髄腫は再発しますか?
再発したら、何ができますか。

残念ながら、現在の医療では多発性骨髄腫は完治することが難しい病気です。ですので、治療によって病気が一旦改善しても、再び悪化する可能性が高いことは事実です。しかし、最近の治療の進歩によって、有効な治療薬が数多く開発されており、日本でも使用することができます。仮に再発したり、今行っている治療の効果が失われても、それまでの治療薬の種類や体の調子、病気の状態を考えたうえで、次なる治療を選び、実施することで再び改善を得られる可能性が高まっています。病状が安定しているときには治療を休むこともあります。そうした経過を繰り返しながら病気を長期間にわたってコントロールし、社会生活を送っていく時間を長くすること、良い時間を長くすることが治療の目標であり、治療成功の秘訣です。

多発性骨髄腫治療と心のケア

治療がうまくいかなくなったり、再発してしまったときには、強い不安やつらさを感じるかもしれません。そのようなときには、ご家族や友人、または、医師や看護師、がん患者さんの心のケアを専門とする医師や看護師に相談するとよいでしょう。できるだけ一人で抱え込まないようにしてください。ご自分の体と心をケアしながら、病気と向き合い、療養中も自分らしく過ごしていただきたいと考えています。

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