Q.多発性骨髄腫は再発しますか?
再発したら、何ができますか。
A.
残念ながら、現在の医療では多発性骨髄腫は完治することが難しい病気です。ですので、治療によって病気が一旦改善しても、再び悪化する可能性が高いことは事実です。しかし、最近の治療の進歩によって、有効な治療薬が数多く開発されており、日本でも使用することができます。仮に再発したり、今行っている治療の効果が失われても、それまでの治療薬の種類や体の調子、病気の状態を考えたうえで、次なる治療を選び、実施することで再び改善を得られる可能性が高まっています。病状が安定しているときには治療を休むこともあります。そうした経過を繰り返しながら病気を長期間にわたってコントロールし、社会生活を送っていく時間を長くすること、良い時間を長くすることが治療の目標であり、治療成功の秘訣です。