多発性骨髄腫治療と
仕事の両立

監 修 | 京都府立医科大学 血液内科学 教授 黒田 純也 先生

Q.多発性骨髄腫の治療を行いながら仕事を続けることはできるのでしょうか?

A.

近年、治療成績が向上し、長期生存を目指せるケースも増えてきています。病気をコントロールしながら社会生活を送れる可能性もありますので、治療を行いながら仕事を続けることも考えておくとよいでしょう。

がん治療と仕事の両立については、“がん with”に詳しい情報が掲載されていますので、ぜひ、ご覧ください。[2021年12月6日閲覧]

がんwith:【インタビュー】働くサバイバー・職場の方
https://ganwith.jp/work/interview.html(別ウィンドウで開きます)
がんwith:治療と仕事に関するお役立ち資料
https://ganwith.jp/work/treatment_and_work.htmll(別ウィンドウで開きます)

自分の生き方を見つめなおす機会になることも…

がんに罹患することで、自分の気持ちや仕事、ひいては生き方そのものを見つめ直す患者さんが多くいらっしゃいます。
ご自身の仕事についても、治療を行いながら続けることを基準として、そのメリットやデメリットを洗い出してください。ご自分の中で十分に検討したうえで、仕事はやめて治療に専念するという選択をされることもあると思います。しかし、一時的に不安が高じた状態で、衝動的に仕事を辞めることは避けましょう。もし、すでに仕事を辞めてしまった方でも、もう一度仕事につくことを考えている場合には、がん拠点病院などの出張ハローワークサービス等も利用できますので、がん相談支援センターに相談するとよいでしょう。

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