自分に合った治療を選ぶ
~先生からのメッセージ~
乳癌では個人に合わせた最適・最善の治療が重視されるとは言え、乳房を温存できるか切除か、また放射線治療や薬物療法の内容は、病気の状態に応じて決まります。
しかし手術後の乳房をどのように見せたいかは、ある程度患者さんの希望が受け入れられるのではないでしょうか。
ここでは、納得のいく手術をするためのヒントをご紹介します。
医師や看護師に、自分の希望を話してみましょう
乳がんの治療のうち、手術療法は患者さんの希望が比較的取り入れられやすいものです。
がんの根治が第一の目的になることは当然ですが、それ以外に希望があれば、手術前に医師に話してみましょう。
下記に、手術後の体のイメージについて考えるヒントをまとめました。
がんの状態によって制限はありますが、医師と話をする前に考えておくと、納得のいく選択をするのに役立つでしょう。
- なるべく自分の乳房を残したい
- なるべく元通りに近い乳房を保ちたい
- 手術後も、気にせず胸元の開いた服を着たい
- 再発リスクをなるべく減らしたい