監修 慶應義塾大学医学部 産婦人科学教室 准教授・婦人科診療副部長
阪埜 浩司 先生
検診の結果が来たら
検診でわかるのは、「がんを疑う異常」、または「がんに進行することのある病気」に由来する細胞があるかどうかです。
「異常あり」は、この2つのいずれかが見つかった、ということを意味します。早期発見できればそれだけ治療がしやすくなりますので、速やかに精密検査を受けるようにしましょう。
精密検査の注意事項
検査を受ける前に
精密検査は、婦人科の外来で受けることができます。
子宮頸部の観察や細胞採取が行われますので、生理期間と重ならない日を選んで予約しましょう。
当日
保険診療となりますので、健康保険証を忘れずに持っていきましょう。
また検査によって出血することがあります。医療機関で止血の処置をしますが、気になる方はナプキンなどを持っていくとよいでしょう。当日は飲酒や激しい運動は避けてください。お風呂はシャワーのみにしましょう。
検査後
出血は1週間ほど続きます。タンポンは避け、ナプキンを使いましょう。出血している間の激しい運動、性交渉は避けてください。
お風呂は、検査翌日でも出血量が少なければ可能です。