子宮頸がんの疑いがある方へ

子宮頸がんの検診~流れ・費用について

監修 慶應義塾大学医学部 産婦人科学教室 准教授・婦人科診療副部長 
阪埜 浩司 先生

婦人科の病気は、人には相談しづらく、受診や検診にも少し勇気が必要なものです。
若い方なら、「まだ自分には必要ない」という気持ちで、定期的な検診を面倒に思う気持ちもあるのではないでしょうか。
しかし、子宮頸がんは早期発見することで治療がしやすく、その後の経過も良好であるとされているがんです。将来のために、ぜひ検診を受けることを検討してみましょう。

検診の対象者は?

20歳になったら2年に1回、お住まいの市区町村や職場、加入する健康保険組合などで子宮頸がん検診が受けられます(一部自己負担)。
性交渉の経験のない場合、HPV感染のリスクは低いと考えられますが、気になる方は医師に相談するとよいでしょう。

検診当日の流れは?

まず問診が行われ、その後に内診・細胞診となることが一般的で、痛みはほとんどありません。なるべくリラックスして、当日を迎えるようにしましょう。
内診や細胞診があるため、生理期間に重なった場合は医療機関に連絡し、日にちを変更するとよいでしょう。