どんな治療をするの?

放射線治療

監修 慶應義塾大学医学部 産婦人科学教室 准教授・婦人科診療副部長 
阪埜 浩司 先生

放射線治療:再発リスク中程度の場合は単独で行われますが、ほとんどの場合は化学療法と併用で行われます

体の外から放射線を照射する方法と、膣内に器具を入れて照射する方法を組み合わせて行われます。

もっと詳しく 子宮頸がんの放射線治療

手術療法の代わりとして

ⅠB1期およびⅡA1期の扁平上皮がんでは、手術の代わりに放射線治療を選択することも可能です。体の外から骨盤全体に放射腺を照射する外部照射と腟内から直接放射線を照射する腔内照射を合わせて、合計で6週間程度で終了します。
副作用には、吐き気、照射を受けた箇所の皮膚炎や粘膜炎、膀胱炎などがあります。
また放射線治療では、晩期合併症といって実際の治療から数年経ってあらわれる副作用もあります。

術後の再発予防として

手術で摘出したがんを確認し、再発リスク因子、特に骨盤リンパ節への転移と子宮傍結合織浸潤が確認できた場合は、化学療法と並行して放射線治療を行う同時化学放射線療法が推奨されています。
体の外から骨盤全体に放射腺を照射する外部照射と組みあわせて、注射剤を点滴投与することが標準的な方法です。

Ⅲ期・ⅣA期に対する治療として

治療の第一選択肢として、同時化学放射線療法が行われます。化学療法と放射線治療を組み合わせることで、放射線治療の効果をさらに高めること、また全身に広がる目には見えない小さながん細胞を根絶することが期待されます。
外部照射および腟内から直接放射線を照射する腔内照射と組みあわせて、注射剤を点滴投与することが標準的な方法です。

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専門医からのメッセージ

ⅠB1期、ⅡA1期では手術療法の代わりに放射線治療を選択することも可能ですが、この2つは体に対する影響が異なります。手術療法では卵巣の機能を保ったまま残しておくことが可能ですが、放射線治療を受けると、手術で卵巣を残してもその機能はほとんど失われてしまいます。一方で放射線治療は手術後の性生活や排尿機能に対する影響が小さいとされています。
治療が終わってからの生活をイメージすることは、治療中の段階では難しいことでしょう。しかし、ご自分の希望をはっきりさせておくことで、自分らしい生活に適した治療法を選択することができます。このサイトで治療の内容をよく理解し、治療後の生活もイメージしながら、医師と治療を考えていけるとよいですね。

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