監修 愛知県がんセンター 病院長
山本 一仁 先生
- リンパ腫と診断されましたが、出産を希望しています。
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リンパ腫の治療を受けることによって、男性患者さんでは精巣の働きが低下したり女性患者さんでは妊娠しにくくなる場合があります。また、妊娠中は、治療で用いられる薬剤によっては、胎児に影響がでる可能性もあります。治療が終われば回復する場合もありますが、回復が難しい場合もあります。そのため、将来的にお子さんを望む患者さんでは、男性患者さんは、治療前に精子を保存する場合があります。そのため、将来的にお子さんを望む患者さんでは、男性が対象の「精子凍結保存」、女性が対象の「卵子(未受精卵)凍結保存」、「胚(受精卵)凍結保存」、「卵巣組織凍結保存」など、いくつかの方法があります1-3)。事前に情報を集めたり、医師に相談したりしてから治療を受けるとよいでしょう。
がん患者さんの妊よう性温存療法については、“がん with”に詳しい情報が掲載されていますので、ぜひ、ご覧ください。
がんwith: 妊よう性温存について
https://ganwith.jp/life/fertility.html(別ウィンドウで開きます)
[2023年10月10日閲覧]