悪性リンパ腫治療と
妊娠・出産

監修 愛知県がんセンター 血液・細胞療法部 部長 
山本 一仁 先生

悪性リンパ腫と診断されましたが、出産を希望しています。

悪性リンパ腫の治療を受けることによって、男性患者さんでは精巣の働きが低下したり女性患者さんでは妊娠しにくくなる場合があります。また、妊娠中は、治療で用いられる薬剤によっては、胎児に影響がでる可能性もあります。治療が終われば回復する場合もありますが、回復が難しい場合もあります。そのため、将来的にお子さんを望む患者さんでは、男性患者さんは、治療前に精子を保存する場合があります。そのため、将来的にお子さんを望む患者さんでは、男性が対象の「精子凍結保存」、女性が対象の「卵子(未受精卵)凍結保存」、「胚(受精卵)凍結保存」、「卵巣組織凍結保存」など、いくつかの方法があります1-3)。事前に情報を集めたり、医師に相談したりしてから治療を受けるとよいでしょう。
がん患者さんの妊よう性温存療法については、“がん with” に詳しい情報が掲載されていますので、ぜひ、ご覧ください。
がんwith: 妊よう性温存について
https://ganwith.jp/life/fertility.html
[2021年1月15日閲覧]

1) 日本がん・生殖医療学会 妊孕性温存:
http://j-sfp.org/fertility/fertility.html[2020年10月15日閲覧]
2) 「小児・若年がん長期生存者に対する妊孕性のエビデンスと生殖医療ネットワーク構築に関する研究」班:がん治療を開始するにあたって<抗がん剤編> 将来出産を希望される女性患者さんへ:
http://www.j-sfp.org/ped/dl/cancer_treatment_brochure_f_jp_ver1.2.pdf[2020年10月15日閲覧]
3) がん治療を開始するにあたって 将来出産を希望される男性患者さんへ:
http://www.j-sfp.org/ped/dl/cancer_treatment_brochure_m_jp_ver1.3.pdf[2020年10月15日閲覧]

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