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乳がんの手術療法乳がんの手術療法

乳房温存手術

~先生からのメッセージ~

乳房温存手術とは、がんを含めた乳房を部分的に切除し、正常な乳房を残す手術法です。術後に放射線治療を組み合わせることで、乳房を全部取る場合と治療成績が同等であることがわかっています1)
乳房温存手術が適応されるためには一定の基準を満たす必要がありますが、もしご自分が条件に当てはまるのであれば、メリットとデメリットをよく検討したうえで、選択肢に入れてもよいでしょう。

1)参考:日本乳癌学会編:患者さんのための乳がん診療ガイドライン2019年版, 金原出版, 2019, P88

乳房温存療法の適応条件

ステージ0~Ⅱ、かつ術後の放射線治療が可能で、患者さんが温存を希望することが適応の条件です2)

  • 美容的な仕上がりに懸念がある場合は適応となりません。
  • ステージ0~Ⅱであっても乳房の広い範囲にがんが広がっている場合は適応となりません。
  • 術前に薬物療法を行い、腫瘍を小さくすることで温存が可能になる場合があります。

2)参考:日本乳癌学会編:患者さんのための乳がん診療ガイドライン2019年版, 金原出版, 2019, P81

主な術式

円状部分切除術

しこりの周囲2cmくらいのマージンをとって、乳腺組織を円形に切除する方法です3)

メリット 切除範囲が小さく、傷も小さくて済む
デメリット がんを取り残す可能性が若干ある
(イメージ図)
円状部分切除術(イメージ図)

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