乳がんと診断された乳がんと診断された

乳房の再建
~方法やケア、合併症について~
乳房の再建
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自家組織による乳房再建

~先生からのメッセージ~

自家組織による乳房再建には、主にお腹や太ももの組織を移植する方法がありますが、年齢や切除した乳房の大きさ、皮下脂肪の量などよって最適な方法は異なります。また将来妊娠・出産を考えているかも重要なポイントです。
不明点や希望は形成外科医に話してみて、ご自分で納得の行く方法を選びましょう。

主な自家組織再建の方法

腹直筋皮弁法

お腹の皮膚・脂肪・筋肉を、血管がついたままの状態で胸に移植する方法です。腹直筋が一部失われるため、腹筋が弱くなります。
将来妊娠・出産を希望している方には適していません。

(イメージ図)
腹直筋皮弁法のイメージ図

参考:日本乳癌学会編:患者さんのための乳がん診療ガイドライン2019年版, 金原出版, 2019, p104

穿通枝皮弁法

お腹や太ももの皮膚・脂肪を、血管がついたままの状態で胸に移植する方法です。筋肉はそのまま残るため、再建後に弱くなることはありません。非常に高度な手術のため、限られた医療機関でしか行うことはできません。

自家組織による再建と人工物による再建の特徴を、自家組織による再建と人工乳房による再建の比較表に一覧でまとめました。各術式の比較にお使いください。

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