監修 近畿大学医学部 産科婦人科学 教授
松村 謙臣 先生
どんな検査をするの?
卵巣がんを早期発見するための検査はありません。定期的に婦人科を受診していたとしても、早期発見することは難しいものです。
適切な治療を受けるためには、気になる症状を感じたらすぐに受診することです。
気になる症状があったら受診を
下腹部の痛みやしこり、張りがあったら、速やかに婦人科を受診しましょう。
婦人科では、内診やエコー検査、画像検査で腫瘍があるかどうかの確認をします。
もし卵巣がんが進行してしまっていても、少しでも早く受診することで、その後の経過が変わる可能性があります。
卵巣がんと確定するには?
もし卵巣に腫瘍があっても、それががんかどうかを確認するためには、組織を採取して検査することが必要です。しかし体の奥にある卵巣から組織を取ることは難しいため、まずは手術で腫瘍を摘出し、手術と並行してがんかどうかを判定する検査を行います。