監修 近畿大学医学部 産科婦人科学 教授
松村 謙臣 先生
気になる症状があったら受診しましょう
卵巣がんに特徴的な症状は、下腹部の張りや痛み、しこりです。
内診やエコー検査、画像検査で腫瘍の存在を確認します。


内診は、医師が指で膣から子宮・卵巣に触れ、その状態を調べます。またお尻から直腸周辺に触れ、異常を確認する直腸診も行われます。
エコー検査では、お腹の表面(経腹)または膣の中(経腟)から超音波を当て、その反射から腫瘍の大きさや状態、周辺臓器との位置関係を診ます。
画像検査のうち、CT検査ではX線を利用して、卵巣の腫瘍が離れた臓器やリンパ節に転移していないかどうかを確認します。MRI検査では、磁気によって腫瘍の状態や周辺臓器に広がっていないかなどを確認します。