乳がん検診ってどうやって受けるの?


~先生からのメッセージ~
乳がん検診の受診をお考えのあなたに、受診の仕方や検診で行われることをご紹介します。
「マンモグラフィは痛いらしい」などと聞くと、少しいやだな、と思ってしまうかもしれませんね。
しかし、乳がん検診は乳がんを早期に発見するうえで、非常に有用なものです。
特に乳がん発症率の高い40歳代の方は、気になる症状がなくても定期的に受診することをおすすめします。
どうやって受けるの?
下表を参考に、ご自分に合った方法で受診しましょう。
詳細はお住まいの市区町村、または勤務先にご確認ください。
特徴 | デメリット | |
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市区町村の乳がん検診 |
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勤務先の乳がん検診 |
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人間ドックの乳がん検診 |
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クリニックなどでの乳がん検診 |
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こちら(別ウィンドウで開きます)から、全国の各自治体のがん検診窓口を検索することができます。
またこちら(別ウィンドウで開きます)のサイトでは、マンモグラフィ検査の読影および撮影技術が一定のレベルに達しているという認定を受けた医師を検索することができます。
他に、女性医師に診てほしいなどの希望があれば、自治体などで女性医師のいる医療機関を公開している場合もありますので、確認をしてみましょう。
検診の内容
問診
医師から検査を受ける人に対して、いくつか質問をします。答えづらいこともあるかもしれませんが、乳がんのなりやすさを知るために必要な情報ですので、わかる範囲で答えましょう。
(参考:問診・視触診って?)
視触診
医師が乳房を観察し、実際に触れて乳房の状態を確認します。
(参考:問診・視触診って?)
画像検査
マンモグラフィ検査または超音波検査のことです。
画像で乳房を詳しく調べることです。
(参考:マンモグラフィ検査って? 超音波検査って?)
検診を受ける際の注意事項
- 乳房のしこりや乳頭からの分泌物などの症状がある場合には、検診を受けるのではなく上記の乳腺科、乳腺外科への受診をお勧めします。
- 生理後の乳房が柔らかい時期に受けましょう。乳房が張っている時期だと、診察時に痛みがある可能性があります。
- 妊娠の可能性がある場合は必ず事前に申し出てください。放射線被ばくのない超音波検査を実施します。
- 妊娠中は乳腺が発達するため検診が困難になります。心配な症状がなければ、妊娠中の受診は避けましょう。
検診内容をご自分で決める場合は、受診時の年齢がポイントになります。40歳以上はマンモグラフィ検査、40歳未満では超音波検査が推奨されます。それぞれの特徴については「マンモグラフィ検査って?」「超音波検査って?」をご覧ください。
40歳以上でも妊娠の可能性がある場合は超音波検査が選択されますので、事前に医療機関に相談するようにしましょう。