乳がんと診断された乳がんと診断された

乳がんの薬物療法
②ホルモン療法と副作用
乳がんの薬物療法
②ホルモン療法と副作用

手術前に行うホルモン療法

~先生からのメッセージ~

術前ホルモン療法と術後ホルモン療法それぞれの再発率や生存率を比較した研究はないため、病気の経過に対してどちらが有効な治療法であるかはわかっていません1)
術前ホルモン療法は主に、閉経後乳がんに対して、乳房温存の可能性を高め、手術後の見た目をなるべく美しくするために行われるものです。

1)参考:日本乳癌学会編:患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2019年版, 金原出版, 2019, p85

術前ホルモン療法

閉経後乳がんにおいて、腫瘍が大きいなど、そのままでは切除が難しい場合に、腫瘍を縮小して切除しやすくします。

どんなお薬を使う? アロマターゼ阻害薬が推奨されています。
治療期間は? 明確には決まっていないが一般に6か月程度
どんな効果がある?
  • 最初は乳房温存手術の適応にならなくても、腫瘍が小さくなることで温存が可能になる場合があります。
  • 腫瘍が縮小して切除範囲が小さくなることで、手術後の乳房の変形が少なく見た目が良くなる場合があります。

参考:日本乳癌学会編:患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2019年版, 金原出版, 2019, P85-6より作成

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