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治療後、すぐに妊娠を目指してもいいの?

~先生からのメッセージ~

妊娠には年齢の影響が大きいため、治療後はすぐに妊娠を目指したい、と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし安全な妊娠のためには、治療の影響を考慮して適切な時期を選択したいものです。

治療中は妊娠しないようにしましょう

妊娠初期のお薬は、胎児に影響を及ぼす可能性があります。

治療後は妊娠を目指すことが可能です

ただし数回の月経を経過したのちに妊娠するのがよいと考えられています。薬物の種類によっても異なるため、詳細は医師に相談しましょう。

坂井先生・原先生からもっと詳しく 坂井先生・原先生からもっと詳しく

ホルモン受容体陽性乳がんではホルモン療法がおこなわれますが、数年にわたるため、ホルモン療法が終わるのを待っていると、妊娠を希望される方にとっては加齢の影響が気になるところです。そこで、術後のホルモン療法をお休みしてその間に妊娠することが再発リスクにどう影響するかを調べる試験が計画され、現在も継続中です。よい結果が出た場合は、妊娠を希望される患者さんにとっては朗報となる可能性があります。

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