監修 愛知県がんセンター 病院長
山本 一仁 先生
リンパ腫の症状とは
リンパ腫の症状は、リンパ腫細胞によって腫れが生じることによる症状と、リンパ腫細胞から出てくる物質により生じる症状の2つに大きくわけられます。
リンパ腫細胞による腫れ
頸部やわきの下、鼠径部、腹部、骨盤部などのリンパ節の腫れとしてみられることが多く、そのほかに扁桃、胸腺、脾臓などのリンパ組織、さらにリンパ外組織に発生することもあります。この腫れができた部位によっては、痛みが出たり、見た目のふくらみができたりします。
リンパ腫細胞から出てくる物質により生じる症状
「B症状」といわれる発熱・体重の減少・盗汗(とうかん:激しい寝汗)といった、全身的な症状がみられる場合があります。