Q急性骨髄性白血病(AML)は再発するのですか?再発したらどうしたらよいのでしょうか。
A薬物療法などで寛解が得られても、残念ながら、その後再発することがあります。急性白血病の再発は、治療終了後3~5年以内に起こりやすいといわれています。
65歳未満の急性骨髄性白血病では約80%が完全寛解となり、寛解したうちの40%前後が治癒するものと期待されています。なお、65歳以上の急性骨髄性白血病の完全寛解率は60%台にとどまります。
急性骨髄性白血病の再発に対しては、がんの状態や患者さんの全身状態、年齢などを総合的に考え、治療方針を見極めます。
寛解導入療法を再度実施したり、同種造血幹細胞移植の実施についても検討します。再発に対しても、寛解導入療法で寛解が得られ、地固め療法を行って、寛解を維持できる場合もあります。